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百人一首 for DOS/V version1.11

その他DOS用ソフトなど

【2020.4.6】Webアプリケーションとして復刻しました。説明はこちら

百人一首  for DOS/V  version1.11
 Copyright (c) 電子情報研究所 1994 / 開発:皆木 慎吾

 パソコンの画面上で、いにしえの「小倉百人一首」をするためのソフトです。

 対応機種と対応OSは以下の通りです。
  対応機種:IBM-PC/AT互換機(PS/2,PS/55なども含む)
  対応OS:IBM DOS バージョンJ5.0/V以上、およびその互換OS
  (動作確認:PS/55Z30U + DOS/V 5.02)

version1.00 と比べてここがよくなった!
・起動時の背景の描画が高速になった(本当にものすごく速くなりました)。
・マウス対応になった。
・時間表示の精度が向上した。しかも、「24時間以上やりつづけると時計が狂う」と
 いう制限がなくなった。
・10問やった後、さらに「Y」を押して続けると「第○問」の表示がおかしくなるバ
 グがなくなった。

version1.10 からの変更点
・数字キーで解答したとき、「9」キーにまで反応してしまうバグをなくした。ちなみ
に、version1.00 では「0」キーにも反応してました。

マウスについて
 マイクロソフト社の仕様に準拠したマウスドライバが必要です。
 DOS/Vでは普通、起動時に自動的にマウスドライバが組み込まれるので問題ない
と思います。もし、マウスを付けているのに使えないときは、プロンプトから、
  >MOUSE [Enter]
 と入力してみてください。それでもだめなときはキーボードで使用してください。

遊び方
 1.起動
  DOSのプロンプトから、
   >CARTA [Enter]
   と入力してください。

 2.タイトル画面
  タイトル画面が表示されます。
  「何かキーを押してください」と表示されます。
  ESCキー以外のキーを押すとスタートします。

 3.画面描画完了後
  画面下のメッセージボックスに「何かキーを押してください」と表示されます。
  ESCキー以外のキーを押すと次に進みます。

 4.ゲーム
  メーセージボックスに「下の句を番号で選んでください」と表示されます。
  画面右の問題ボックスに上の句が表示されます。
  1から8までの数字キーで下の句を選んでください。
  マウスが使える場合は、画面中央にマウスカーソルが現れますので、カードを左ク
 リックして解答することもできます。

 5.正誤判定
  答えが正しかった場合は
   「正解!!   何かキーを押してください」と表示されます。
  答えが間違っていた場合は
   「お手付き!! (正解はn) 何かキーを押してください」と表示されます。
    (nは正解の番号です。)
  何かキーを押してください。
  4.と5.を10回繰り返します。

 6.結果表示
  10問終わったら、「正解率 xx%  平均時間 xx秒でした」と表示されます。
  何かキーを押して下さい。
  「お疲れさまでした。もう一度やりますか(y/n)?」と表示されます。
  もう一度やる時はY キーを押してください。3.に戻ります。
  もうやめる時はN キーを押してください。DOS のプロンプトに戻ります。

 キー入力について
  画面に「何かキーを押してください」と表示されているとき、マウスが使用可能な
 らば、左クリックでもかまいません。
  キー入力待ちの時はいつでもESC キーを押すことでDOS のプロンプトに戻ることが
 できます。

注意
 CARTA.DAT は必ず、CARTA.EXE を起動した時点でのカレントディレクトリにおいてく
ださい。CARTA.EXE と同じディレクトリにおいておくのが一番安全です。

最後に
 DOS/V というとゲームにおいては、「海外のソフトが移植を待たずにすぐ使える」と
いうことがよく言われますが、せっかく日本語を身につけたんですから、もっと日本的
なゲームがあってもいいのではないか、と思いこの「百人一首」を作りました。

 このプログラムはC言語で作ったんですが、グラフィックを制御するという処理は機
種に依存し、C言語の標準関数の範囲を越えてしまいます。で、結局機種に依存する部
分はアセンブラで書いて、C言語のライブラリ関数として組み込むという作業をするハ
メになりました。

 おかげでソースプログラムは、C言語の部分とアセンブラの部分を合わせると実に千
行を超える長い長いプログラムになってしまいました。また、今までは、ぼくはソフト
を公開する時はソースファイルも添えていたんですが、先に書いたようにとにかく長い
うえにライブラリからヘッダファイルまで全部含めると4ファイルにもなるので、今回
は添えませんでした。もしも、欲しいという方がおられましたらご連絡ください。差し
上げます。

 この「百人一首」を作るにあたって、すでに公開されている以下の同種のソフトを参
考にさせていただきました。
 「百人一首 ver.1.32」 (PC-9800用) 柚木 朋也氏作
 「百人一首 ver1.2」   (Windows用) 小池 覚氏作
 <余談> 小池氏作の方と実行ファイル名が重なってしまいました。ま、windows 用ソ
    フトはC:\WINDOWSにインストールするのが普通なので大丈夫でしょう(^^;) 。
 この場を借りまして両氏に厚くお礼申し上げます。

 また、百人一首の和歌は、京都書房の「評解 小倉百人一首 <新版>」(三木幸信・
中川浩文共著)を参考にしました。出典によっては、和歌や作者名が若干異なっている
かもしれませんが、ご了承下さい。

 「百人一首 for DOS/V version1.11」は、エル・エス・アイ ジャパン(株)の、LSI C
-86 Ver.3.30 試食版 でコンパイルしています。
 すばらしいソフトウェアを公開していただきありがとうございます。

                                          NIFTY-Serve VFC02053 Sin(皆木 慎吾)