DS-30の紹介・撮影例・活用法など。
富士写真フイルムのデジタルカメラDS-30を使ってみました。
このカメラは97年に発売されたものなので、もう流通在庫しかないでしょう。今さらそんな機種のレポートしてどうする、と言われそうですが、古い機種も有効に活用しよう、ということでさっそくいってみましょう。
製品情報
発売時期 | 1997年11月21日 |
定価 | 79,800円 |
レンズの焦点距離 | 35mmレンズ換算で32mm~96mm |
フラッシュ | あり(強制発光/自動発光/発光禁止を切り替え可能) |
液晶ディスプレイ | 2インチ低温ポリシリコンTFT 11万画素 |
光学ファインダ | あり |
内蔵メモリ | なし |
外部メモリ | スマートメディア(2MB付属) |
撮影枚数 | 2MB : 22枚(FINE) / 30枚(NORMAL) (ともに640×480ドット) |
撮影可能距離 | 0.2m以上 |
セルフタイマ | あり |
電源 | 専用リチウムイオン充電池(NP-100) / 付属ACアダプタ 別売乾電池ケース(EB-100)を使用すれば単3乾電池×4でも使用可能 |
寸法 | 約132mm(幅)×51mm(奥行)×68mm(高さ) |
発売時期が古いためスマートメディアは8MBバイトまでの対応となっていて16MBのスマートメディアは使用できません。しかし、8MBあればFINEモードでも90枚(NORMALなら127枚)撮影可能なので十分でしょう。
電子シャッターのみなので、シャッターボタンを押しても音はせず、シャッターが切れたかどうかがLEDの色を見なければ分かりません(撮影された画像が液晶ディスプレイに表示されるので、それで確認することもできます)。また、シャッターボタンを押してから実際にシャッターが切れるまでにやや間があるので、「はい、チーズ」と言って人を撮影するときは多少タイミングを考慮する必要があります。
電池は基本的に専用のリチウムイオン充電池のみ使用可能ですが、別売りの乾電池ケースEB-100を使えば単3乾電池4本で使うこともできます。しかし、この乾電池ケースをつけると三脚に取り付けることができなくなります。ちなみにEB-100を付けると一眼レフカメラにモータードライブ(外付けフィルム巻き上げ機)を付けたような格好になります。
撮影例
写真1は昼過ぎに道路の交差点を撮影したものです。画像サイズは縦横それぞれ1/2に縮小してあります。その際、アンチエイリアス処理(ギザギザをなくす処理)をかけてあります。
フラッシュ使用例
続いて写真3は、室内でフラッシュを使用して撮影した例です。
この写真は縮小時のアンチエイリアス処理のみで、それ以外のレタッチは行っていません。それでも問題のない発色になっています。