Webアプリケーションとしてブラウザで使用できる、文字コード、改行コード指定対応のテキストビューアです。
当サイトでは、公開しているソフトウェアのソースコードもこちらで公開しています。
バイナリファイルを除いて、基本的にブラウザでそのまま読めますが、古いソースコードは、文字コードがShift_JIS、改行コードがCR+LFになっているため、ブラウザによっては正しく表示できないことがあります。
例えば、Chromeでは以前はユーザーがエンコードを明示的に指定できましたが、のちのバージョンではユーザーによる指定ができなくなっています。
そのため、主に当サイトで公開しているソースコードの閲覧を目的に、テキストビューアを作成しました。
機能
ローカルファイルおよび、Webサーバー上のファイルをURLを指定して読み込んで表示することができます。UTF-8とShift_JISでエンコードされたファイルを表示できます。改行コードはLFとCR+LFに対応しています。各行の左に行番号(改行までを1行と数える論理行番号)を表示します。
注意
URLは、仕組み上はどこのURLでも指定できますが、当サイト以外のURLを指定した場合、サーバーやブラウザのセキュリティ設定により、エラーになる場合があります。
MSX BASICのプログラムリスト(中間コード形式のもの、半角ひらがな等ASCII外の文字を使用しているもの)は、本アプリではなく、MSX BASIC Viewerをご利用ください。
表示例 別のウィンドウ(タブ)で開く日本語環境以外での表示例
使い方
ブラウザで、https://www.minagi.jp/apps/txv/にアクセスします。
「ファイルを開く」(Local file)ボタンをクリックすると、ローカルファイルを選択して読み込んで表示します。読み込めるファイルはひとつのみです。複数ファイルの読み込みには対応していません。
【バージョン1.1.0以降】ファイルのドラッグ&ドロップが可能な環境ではファイルをドロップすることでファイルを開くことができます。
「URLを指定する」(URL)ボタンをクリックすると、プロンプトが表示されますので、URLを入力すると、そのURLのソースコードが表示されます。
当サイトのソースコード公開ページのファイルを表示する場合は、ファイル名を右クリックして「リンクをコピー」「リンクのアドレスをコピー」などを選択するとファイルのURLがクリップボードにコピーされますので、そのURLをプロンプトに貼り付けることでファイルを読み込むことができます。
「エンコード」(Encode)を選択すると、そのエンコードが使用されているものとみなして画面表示を行います。Shift_JISとUTF-8に対応しています。表示されたテキストが文字化けしている場合はエンコードを変えてみてください。初期値は「UTF-8」です。
「改行コード」(Line feed)を選択すると、そのコードに基づいて改行表示を行います。「CR+LF」が指定されている場合は、CR(文字コード13)とLF(文字コード10)が連続している場合に1回改行します。「LF」が指定されている場合は、CRでもLFでも1回ずつ改行します。初期値は「LF」です。
「文字サイズ」(Font size)は、読み込んだテキストの文字サイズを「px」(ピクセル)単位で指定します。初期値は「16」です。
「タブからスペース」(Tab to spaces)は、水平タブ(文字コード9)をスペース何個に置き換えるかを指定します。「0」を指定した場合、置き換えを行わず、水平タブのまま表示します。なお、タブからスペースへの置き換えは、単純に指定された個数のスペースに置き換えられ、タブ位置の調整は行われません。初期値は「4」です。
「文字色」(Text color)、「背景色」(Background color)は、読み込んだテキストを表示する際の文字の色と背景の色を指定します。「⇆」ボタンをクリックすると文字色と背景色が入れ替わります。初期値は文字色が「000000」(黒)、背景色が「ffffff」(白)です。
「改行」(Word wrap)を「する」(Yes)に設定すると、1行(改行コードまでを論理的な1行と扱います)を画面の幅に合わせて折り返します。「する」のチェックを外した場合は、折り返しを行わず、横スクロールによる表示となります。初期値は「する」にチェックが入っています。
「共有する」(Share)ボタンは、URLを指定してファイルを読み込んだ場合のみ有効で、同じ表示を再現するための共有用URLをプロンプトに表示します。表示されたURLをコピーしてご利用ください。
【バージョン1.3.0以降】ローカルファイルでも「共有する」が使用可能になりました。ファイルの内容Data URIとして共有用URLに埋め込みます。ただし、ファイルサイズが大きい場合、共有用URLが長大なものとなりますのでご注意ください。
URLパラメータについて
この「テキストビューア」は、URLでパラメータを与えることにより、設定値を指定することができます。
項目 | 説明 |
url= | 読み込むURLを指定します。 |
encode= | エンコードを指定します。 utf8 … UTF-8 sjis … Shift_JIS |
linefeed= | 改行コードを指定します。 lf … LF crlf … CR+LF |
fontsize= | 文字サイズを数字で指定します。 |
tab= | 水平タブをスペース何個に置き換えるかを数字で指定します。 |
textcolor= | 文字色をHTMLカラーコード「rrggbb」形式で指定します。「#」を含めずに指定します。 |
backcolor= | 背景色をHTMLカラーコード「rrggbb」形式で指定します。「#」を含めずに指定します。 |
wordwrap= | 画面の幅に合わせて折り返し表示するかを指定します。 yes … する no … しない |
language= | 画面の表示言語を指定します。省略した場合、ブラウザの表示言語に従います。「ja」の場合は日本語で表示し、それ以外の場合は英語表示になります。 ja … 日本語 |
control= | 操作パネルを表示するかを指定します。noを指定した場合、ユーザーによる操作が行えなくなりますので、「url=」パラメータで読み込むURLを指定する必要があります。 yes … する no … しない |
URLパラメータ指定例
改訂履歴
日付 | バージョン | 内容 |
2020.8.15 | 1.3.0.202008142315 | ローカルファイルも共有できるようになりました。ただし、ファイルサイズが大きい場合、共有URLが長大になりますのでご注意ください。 URL入力ダイアログと共有ダイアログをブラウザ標準のもの(window.prompt)から独自のものに変更。共有ダイアログに「コピー」(Copy)ボタン追加し、共有URLをクリップボードにコピーできるようにしました。 |
2020.8.14 | 1.2.0.202008140059 | フォントを独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が提供する「IPAフォント」に変更。これにより、ASCII文字(いわゆる「半角文字」)2文字と、漢字などいわゆる「全角文字」1文字が揃う表示になりました。 ブラウザの言語コード(navigator.language)の3文字目以降を無視するように変更。(ブラウザによって「ja」の形式で返すものと「ja-JP」の形式で返すものがあるため) |
2020.8.12 | 1.1.1.202008121957 | ファイルをドロップして開いた時ファイル名がタイトルバーに表示されない不具合を修正 |
2020.8.12 | 1.1.0.202008120259 | ファイルのドロップに対応しました。 |
2020.8.10 | 1.0.1.202008102327 | 縦スクロールバーが画面右にはみ出す不具合を修正 |
2020.8.10 | 1.0.0.202008101851 | 初回リリース |