電源は入るが、画面には何も映らないパソコンを修理する。
筆者は中古品店を巡り、そのままでは動かないものの、(はんだごてまでは使わなくてもいい程度の)メンテナンスをすれば復活させられそうな「マイルドジャンク品」を買って、復活させる活動をしている。これを「保護猫活動」になぞらえて「保護デバイス活動」と呼んでいる。
吾輩は猫である。
羊が一匹。
今回はこのパソコンを修理するよ。
前にも同じようなパソコンを改造してなかった?
あのパソコンは、2008年製で、今回のは2010年製だから、このパソコンの方が新しいんだよ。
このパソコンは、ブックオフで800円で買ったんだよ。
ブックオフ? ハードオフじゃないの?
ブックオフにもジャンクパソコンを扱う店舗があるんだよ。
店頭で動作確認したときは、電源は入って画面には何も表示されなかったんだけど、多分メモリが付いてないだけだろうと思って買ってきたんだよ。
早速電源を入れてみよう。
ACアダプタは付属していなかったので手持ちのものを使うよ。
ランプが点滅するだけで画面は真っ暗だね。
バックライトもついてないね。
ファンが爆音をたてて回っているね。
分解して確認してみよう。
マザーボードを取り出したよ。
あれ?、メモリはちゃんと付いてるね。
今度は安定化電源をつないでみるよ。
19V、4.22Aに設定するよ。
給電を開始するよ。
待機電流が流れ始めたね。
電源を入れるよ。
2A前後流れているね。
ランプは点滅したままだね。
ファンとヒートシンクを外してみるよ。
CPUのとなりにGPUが載っているね。
GPUの半田クラックが原因かもしれないから、GPUをリフローしてみるよ。
GPUの上に貼ってあるテープをはがすよ。
GPU以外の場所を、アルミホイルで覆って断熱するよ。
アルミホイルをカプトンテープで固定するよ。
↑このテープは、160℃までしか耐えられないので、ヒートガンでの作業には向かないものでしたが…
GPUの周りにフラックスを塗るよ。
ヒートガンで加熱するよ。温度は250℃に設定しているよ。
基板が冷めたら、フラックスを拭き取るよ。
歯ブラシに無水エタノールを付けて、フラックスを落とすんだね。
最後に綿棒を使って仕上げるよ。
グリスを塗りなおすよ。
ファンとヒートシンクを取り付けるよ。
仮組みして電源を入れてみるよ。
今度はランプが点灯したままだね。
組み上げてもう一度電源を入れてみるよ。
やっぱり同じだね。
今回は直せなかったね。
次はうまくいくといいね。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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