rpls Viewer for Web(説明)をバージョンアップしました。変更点は、以下の通りです。
- 特殊文字を代替文字列に置き換えずにそのまま表示するように変更
- UTF-8でエンコードされている文字列への対応
- ARIB追加漢字への対応
- 複数のファイルをドロップした時の読み込み処理の改善
特殊文字を代替文字列に置き換えずにそのまま表示するように変更
「新」「字」「デ」など四角で囲まれた特殊記号(いわゆるARIB外字)は、互換性を考慮して、[新][字][デ]のような代替文字列に置き換えて表示していました。
しかし、Unicodeが表示できる環境の普及によりOS標準のフォントでもこれらの文字をそのまま表示できるようになってきたため、代替文字列への変更を行わずそのまま表示するように変更しました。
これに伴い「特殊記号のエスケープ」オプションを追加しました。
「特殊記号のエスケープ:する」に設定すると代替文字列への置き換えを行います。(従来と同じ動作)
選択後に読み込んだファイルに設定が適用されます。
元の文字 | 意味 | 代替文字列 |
---|---|---|
🅊 | 四角で囲まれた「HV」 | [HV] |
🅌 | 四角で囲まれた「SD」 | [SD] |
🄿 | 四角で囲まれた「P」 | [P] |
🅆 | 四角で囲まれた「W」 | [W] |
🅋 | 四角で囲まれた「MV」 | [MV] |
🈐 | 四角で囲まれた「手」 | [手] |
🈑 | 四角で囲まれた「字」 | [字] |
🈒 | 四角で囲まれた「双」 | [双] |
🈓 | 四角で囲まれた「デ」 | [デ] |
🅂 | 四角で囲まれた「S」 | [S] |
🈔 | 四角で囲まれた「二」 | [二] |
🈕 | 四角で囲まれた「多」 | [多] |
🈖 | 四角で囲まれた「解」 | [解] |
🅍 | 四角で囲まれた「SS」 | [SS] |
🄱 | 四角で囲まれた「B」 | [B] |
🄽 | 四角で囲まれた「N」 | [N] |
⬛ | 四角 | [■] |
⬤ | 丸 | [●] |
🈗 | 四角で囲まれた「天」 | [天] |
🈘 | 四角で囲まれた「交」 | [交] |
🈙 | 四角で囲まれた「映」 | [映] |
🈚 | 四角で囲まれた「無」 | [無] |
🈛 | 四角で囲まれた「料」 | [料] |
⚿ | 四角で囲まれた鍵マーク | [鍵] |
🈜 | 四角で囲まれた「前」 | [前] |
🈝 | 四角で囲まれた「後」 | [後] |
🈞 | 四角で囲まれた「再」 | [再] |
🈟 | 四角で囲まれた「新」 | [新] |
🈠 | 四角で囲まれた「初」 | [初] |
🈡 | 四角で囲まれた「終」 | [終] |
🈢 | 四角で囲まれた「生」 | [生] |
🈣 | 四角で囲まれた「販」 | [販] |
🈤 | 四角で囲まれた「声」 | [声] |
🈥 | 四角で囲まれた「吹」 | [吹] |
🅎 | 四角で囲まれた「PPV」 | [PPV] |
㊙ | 丸で囲まれた「秘」 | (秘) |
🈀 | ほか | ほか |
Ⅰ | ローマ数字の1 | Ⅰ |
Ⅱ | ローマ数字の2 | Ⅱ |
Ⅲ | ローマ数字の3 | Ⅲ |
Ⅳ | ローマ数字の4 | Ⅳ |
Ⅴ | ローマ数字の5 | Ⅴ |
Ⅵ | ローマ数字の6 | Ⅵ |
Ⅶ | ローマ数字の7 | Ⅶ |
Ⅷ | ローマ数字の8 | Ⅷ |
Ⅸ | ローマ数字の9 | Ⅸ |
Ⅹ | ローマ数字の10 | Ⅹ |
Ⅺ | ローマ数字の11 | XI |
Ⅻ | ローマ数字の12 | XII |
⑰ | 丸で囲まれた数字の17 | ⑰ |
⑱ | 丸で囲まれた数字の18 | ⑱ |
⑲ | 丸で囲まれた数字の19 | ⑲ |
⑳ | 丸で囲まれた数字の20 | ⑳ |
① | 丸で囲まれた数字の1 | ① |
② | 丸で囲まれた数字の2 | ② |
③ | 丸で囲まれた数字の3 | ③ |
④ | 丸で囲まれた数字の4 | ④ |
⑤ | 丸で囲まれた数字の5 | ⑤ |
⑥ | 丸で囲まれた数字の6 | ⑥ |
⑦ | 丸で囲まれた数字の7 | ⑦ |
⑧ | 丸で囲まれた数字の8 | ⑧ |
⑨ | 丸で囲まれた数字の9 | ⑨ |
⑩ | 丸で囲まれた数字の10 | ⑩ |
⑪ | 丸で囲まれた数字の11 | ⑪ |
⑫ | 丸で囲まれた数字の12 | ⑫ |
⑬ | 丸で囲まれた数字の13 | ⑬ |
⑭ | 丸で囲まれた数字の14 | ⑭ |
⑮ | 丸で囲まれた数字の15 | ⑮ |
⑯ | 丸で囲まれた数字の16 | ⑯ |
【参考】2019年5月1日時点では、Windows10ではすべての文字が表示可能で、macOS Mojave 10.14.4 / iOS 12.2では、[HV]、[SD]、[MV]、[デ]、[二]、[SS]、[鍵]、[PPV]、[ほか]、の各文字が表示できないようです。また、Windows / macOS / iOSとも[無]、[秘]は色付き文字として表示されるようです。
UTF-8でエンコードされている文字列への対応
2016年以降のレコーダーでUTF-8でエンコードされた文字列を正しく表示できるように改修しました。
また、4K放送で追加された[4K][HDR]などの記号に対応しました。
これに伴いエンコードオプションを追加しました。
エンコードは自動で判定しますが、自動判定で文字化けが発生する場合は「エンコード:UTF-8」、「エンコード:JIS」(従来と同じ動作)を選択してみてください。選択後に読み込んだファイルに設定が適用されます。
ただし、上述の[4K][HDR]など4K放送で追加された記号はUnicode 9.0.0で収録されているものの、まだ表示できる環境が少ないため、「特殊記号のエスケープ」オプションの設定にかかわらず、常に代替文字列に置き換えて表示します。
ARIB追加漢字への対応
ARIB追加漢字(85区1点〜86区43点)に新たに対応しました。これにより「﨑」(「崎」の右上の「大」が「立」になっている)などの文字を正しく表示できるようになりました。
複数のファイルをドロップした時の読み込み処理の改善
ファイル検索結果などから複数の同名のファイルをドロップしたときにファイル名チェックエラーで読み込まれないことがあるのを改善しました。