(2012/12/23)
CEATEC = Combined Exhibition of Advanced Technologies(最先端IT・エレクトロニクス総合展)
2012年10月2日~6日
千葉・幕張メッセ にて
今年のテーマは「スマート」→クルマ?
今年のCEATECは右を見ても左を見てもスマート、スマートばかりだった。とはいえ「スマート」が指し示すものはあいまいで、多くの出展者にとって、スマートといえば、スマートハウス→HEMS(Home Energy Management System)→電気自動車ということになるらしく、あちこちに自動車が置かれており、まるでクルマのイベントのようであった。特にホール1からホール2にかけて「MOBILITY AREA 走るエリア」という広大なブースが設けられていたのが象徴的だった。
あえて流されない – 東芝・ソニー
そんな中、あえて普通どおりの展示をしていたのが東芝やソニーだ。簡単に言えば去年同様の展示であった。つまり、ノートPCやテレビ、レコーダーなどの展示だ。
新しいところでは4K(従来のHDの2倍の解像度の映像)のテレビの展示が行われていた。一方で3Dは完全になりを潜め、AV機器業界では3Dから4Kへ完全に舵が切られたといえよう。
自主放送装置もスマートホームの一部?
当サイトが相変わらずウォッチし続けているISDB-T変調器(OFDM変調器)。DXアンテナのブースではマンションの管理組合などでの使用を想定し、定点カメラの映像をISDB-T変調器に入力して自主放送を行う、という実演を行っていたが、これさえも「スマートセキュリティシステム」という新製品として展示されていた。その隣では去年と同様のミリ波伝送システムも展示していた。
自主放送システムは他にマスプロ電工ブースでも展示されていた。いずれもISDB-T変調器としては中日電子のPV-200H、PV-300Hと同等の製品などが使用されていた。
【関連記事】ISDB-T変調器の今
いよいよ実用化へ – 村田製作所
村田製作所のブースでは例年ムラタセイサク君とムラタセイコちゃんのデモンストレーションが行われていたが、今年はこれら技術をいかして開発されたという「電動歩行アシストカー」というもののデモンストレーションが行われた。形としては「乗れないセグウェイ」といった感じで、ムラタセイサク君ら同様ジャイロセンサーによって倒れないようになっているという。お年寄りの手押し車のような用途を想定しているようだ。
京(けい) – 富士通
富士通ブースでは理化学研究所とともに開発したスーパーコンピュータ「京(けい)」の展示が大きなスペースを割いて行われていた。内部の部品やプロセッサのウェーハなども展示されていた。
【リンク】CEATEC JAPANのウェブサイト CEATEC 2024(シーテック)Toward Society 5.0 出展募集 公式サイト CEATEC 2024(シーテック)Toward Society 5.0 出展募集 公式サイトです |
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