iPadでApple純正のMagic Keyboardを使う意外なメリットとは。
Magic Keyboardとは
Magic Keyboardという名前の製品は、Mac用とiPad用のものがある。iPad用では、Magic Keyboardの他に、Smart KeyboardとSmart Keyboard Folioがあり、iPadの機種によって使用できる製品が異なる。(Magic KeyboardとSmart Keyboard Folioの対象機種は同じ)
このうち、Magic Keyboardは、以下の各機種で使用できる。
- 12.9インチiPad Pro(第3世代、第4世代、第5世代)
- 11インチiPad Pro(第1世代、第2世代、第3世代)
- iPad Air(第4世代、第5世代)
筆者は、iPad Air(第4世代)を使用しており、このMagic Keyboardと組み合わせて使用している。
Magic Keyboardには、USB Type-Cの充電用端子が1つ付いており、ここにACアダプタを接続することでiPad本体に充電を行うことができる。
Magic Keyboardを装着すると、本体のUSB端子は向かって右に、Magic KeyboardのUSB端子は左に来るため、左右どちら側からでも充電ができることになる。ケーブルの取り回しがしやすくなり、これはMagic Keyboardのメリットのひとつだ。
隠れたメリット
そして、Magic Keyboardを装着すると、iPad本体のUSB Type-C端子が空くことになり、充電しながら同時に、イヤホン変換ケーブルやカードリーダーなどの周辺機器を使うことができるようになる。
従来、iPadで充電とUSBデバイスの利用を両立しようとすると、USB-PD対応のUSBハブや、マルチファンクションデバイスを使う必要があったので、これはMagic Keyboardの隠れたメリットと言える。
なお、Magic KeyboardのUSB端子は充電専用のようで、ここにデバイスを接続しても使用することはできなかった。
また、Magic Keyboardは価格が高いため、本来の用途である文字入力に価値を見出せない場合、充電しながらの周辺機器利用だけを目的に購入するのは価格に見合わないかもしれない。