ここでは私が実際にJ-SkyWebを使ってみての感想を述べています。
●カラー表示をはじめからサポートしている やはりカラー表示の威力は絶大で、例えば朝日新聞のサイトでは紙面に掲載される写真をカラーで見ることができる。J-SkyWebはカラーの他モノクロ4階調もサポートされており、第一世代機種ではモノクロ2階調(つまり点があるかないかしか表現できない)のiモードに比べて表現力が高い。
●公式サイトは比較的充実している コマース系のサイト(後述)を除けば、公式サイトの内容はiモードと似たりよったりで、電車の乗換案内や辞書検索、CDランキングなども用意されている。
●回線ビジーが多い 現時点(1月5日)では無料お試し期間中だからか、他の通信(音声通話や文字メール)に比べて優先度が低く設定されているらしく、アクセスしようとすると「ネットワークに接続できません」(いわゆる「回線ビジー」)と表示されて利用できないことが多い。特に夕方から深夜にかけてはほとんど利用できない。「J-SkyWebは昼間だけのサービス」と割り切ったほうがよいだろう。もし、無料期間が終わってもこの状態が続くとしたらユーザーの流出を招くかもしれない。
●コマース系のサービスが弱い iモードやEZ系ではサービス開始と同時に提供されたモバイルバンキングがまったく提供されていない。また、物品購入のサイトもないわけではないが、まだ少ない。
●ショートカットキーが表示される iモードではAタグのaccesskey属性で指定されたショートカットキーは画面には表示されないので、本文にショートカットキーを記述しておくが、J-SkyWebではAタグのdirectkey属性だけでなくaccesskey属性で指定されたショートカットキーも画面に表示されてしまうため、iモード用のサイトを閲覧した場合「0.0.戻る」のように表示されてしまうことがある。今後投入される機種では端末側の設定でショートカットキーを画面に表示するかしないかを切り替えられるようにしてほしい。
●GIFファイルが読めない 公式サイト以外の一般サイト、特にiモード向けのサイトを閲覧しようとするときに最大の弱点となるのがこの問題である。J-PHONEではGIFをセンターでPNGに変換して端末に送ることも考えているようだが、まだ実現していない。
●POSTメソッドが使えない CGIのフォームの内容を送るためのメソッドとしてGETメソッドしかサポートしていないため、iモード用の掲示板などを利用できないことがある。
●サイズの大きいページはまったく読めない iモードでは容量の大きいページでも読めるところまで表示できるが、J-SkyWebでは、「データサイズオーバーの為、表示できません。」と表示されるだけである。これでも受信料はかかるとみられ、ユーザーはまったくのムダ金を払わされることになるので注意が必要だ。
回線混雑は設備の増強で、GIFファイルとデータサイズの問題はJ-SkyWebのサーバーのプログラムの変更で対応できる問題であり、一日も早く解決してほしい。
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